優勝候補・横浜のエース奥村頼人投手。投げても打っても今大会(第97回センバツ)注目の二刀流は関西・滋賀県の出身です。
3歳で野球を始め小学校6年生のときには阪神タイガースジュニアで活躍。中学時代はボーイズリーグで活躍していた奥村選手。
お父さんは滋賀県で高校野球の監督をされています。第100回夏の甲子園に出場し大きな話題をよんだ三重の白山高校のドラマ「下剋上球児」のなかで滋賀・野洲高校野球部監督として登場します。
公立の野洲高校・野球部は部員が少なく、グランドの環境もよくない状態から部員80名をようして夏の滋賀県大会の決勝まで進むチームを作り上げた実績のある方です。
お母さんは、高校時代に地元の名門・彦根東で野球部マネージャーをしていたとのこと。
また、ソフトバンク 2023年ドラフト1位の前田悠伍選手(大阪桐蔭OB)とは親せき関係があるそうです。
少年時代から野球が沢山ある環境で育った「横浜のドラフト候補」はどのような球歴の持ち主なのでしょうか?
奥村 頼人 | おくむら らいと |
生年月日 | 2007年9月8日 17歳 |
身長・体重 | 178㎝ 78㎏ |
投打 | 左投げ 左打ち |
出身 | 滋賀県彦根市 |
小学生時代の所属チーム | 高宮スポーツ少年団 阪神タイガーズジュニア |
出身中学 | 彦根中学校 |
中学時代の所属チーム | 滋賀野洲ボーイズ |
憧れの選手 | カブス・今永 昇太 |
出身は滋賀県彦根市

奥村選手の故郷は滋賀県彦根市です。
奥村投手の父と母 親戚にプロ野球選手
父は八日市高校野球部の監督として甲子園を目指す
父は現在、滋賀県の八日市高校で野球部監督をされています。
前任の野洲高校では弱小チームを県大会準優勝まで導いた滋賀では有名な監督です。
野洲高校へ赴任当初は10人くらいの部員しかいなかったそうですが、最終的には80名を超える大所帯の野球部まで成長しました。グランドも最初は草や小石だらけで、少しずつ手作りでグランドを作りあげていったそうです。
野洲高校での監督として『下剋上球児』というドキュメント本に本名で登場しています。
異動で何もない白山高校に赴任した東監督に練習のやり方、スカウトのやり方、果ては不祥事が起こった時の対処法などを話し、東監督を励ましています。
今年の春の滋賀大会では瀬田工業に0-2で敗れました。
強豪校のエースである息子同様に、父の夏の甲子園を目指す戦いが始まりました。
奥村監督は前任校の野洲で2012年夏の滋賀大会準優勝に導いた実績の持ち主。また、今春の甲子園で優勝した横浜のエース・奥村 頼人投手(3年)の父という一面もある。
奥村監督によると、頼人は小学生の頃から投げることに関してはずば抜けた才能を持っていたという。世代トップクラスの息子には野球に対する姿勢を説いてきたそうだ。 「顔に出したり、まだ幼い面があったので、『それはアカンぞ』と厳しくは言いました。技術的には高いですけど、天狗になるところもあったのでね。
でも、横浜に行った瞬間に変わっていました。みんなのレベルが高いので、お山の大将ではやっていられないのでしょう。もうここまで来たので、後はやってくれると思います」
息子に負けじと父も教え子の指導に全力を注いでいる。「同じ高校生なので、ステージが違うことはないと思う。何か刺激になってくれたらとはいつも思っています」と部の更なる活性化に期待している。 「滋賀県はわからない」と話す奥村監督。虎視眈々と夏を見据えている。
引用:高校野球ドットコム 2025年4月13日 より
母の高校時代は彦根東野球部のマネージャー
母は高校時代に滋賀の彦根東高校野球部のマネージャーをされていたそうです。
彦根東は文武両道の名門校ですね。滋賀有数の進学校でありながら野球部も甲子園出場6回の名門です。
その野球部で女子マネージャーをしていたとのことで父同様、息子さんの野球観に大きな影響を与えていることでしょう。
マネージャー時代に高校野球雑誌として有名な「報知高校野球」に投稿し、掲載されていたとのことです。
今回、横浜のエース・奥村頼人投手の母として紹介されています。
弊社発行の「報知高校野球」96年1月号にこうつづるのは、奥村頼人の母・いつ子さんだ。滋賀の名門進学校・彦根東のマネジャーとして29年前、チームの魅力を寄稿した女子高生は、球児の母となって当時届かなかった聖地のアルプスから、我が子の熱投を見つめていた。
頼人は幼少期から大の負けず嫌い。だが小4時、試合前に珍しく「しんどい」と母に漏らしたことがあった。「そんなん緊張しているだけや」と送り出すと、打って投げての大活躍。「帰宅したら、熱が38度もあったんですよ…」。たくましいエースは17歳になり、ムードメーカーとして笑いの絶えない野球部の中心にいる。引用: スポーツ報知 2025年 3月27日 より
親戚にソフトバンク前田悠伍 投手
2023年ドラフトでソフトバンクから1位指名された前田悠伍選手(大阪桐蔭出身)は滋賀県長浜市の出身で奥村選手とは親せき関係にあるそうです。
前田投手は大阪桐蔭のエースとして甲子園でも素晴らしいピッチングをした投手です。
小学校6年生のときに阪神タイガースジュニア入り
阪神タイガースジュニア
奥村選手の小学生時代は高宮スポーツ少年団に所属し、小学校6年のときに2019年度阪神タイガースジュニアチームの募集に応募して見事合格しています。プロ野球ジュニアからは過去多くのプロ野球選手を輩出していますが、阪神タイガースジュニアからは阪神の佐藤輝明 選手、千葉ロッテの安田尚憲 選手といったドラフト1位指名のプロ野球選手が誕生しています。

引用:阪神タイガースジュニアチーム 2019年 より

甲子園での再会


中学時代 … 滋賀野洲ボーイズで活躍
引用:滋賀野洲ボーイズ公式Instagram より
滋賀野洲ボーイズ
滋賀野洲ボーイズは1987年設立のボーイズリーグ所属の野球チームです。同チームのHPによると地元企業のご厚意で企業所有の2面のグランドを年間を通じて使用しているとのこと。部員も3学年で60人近くいて活発に活動しているチームのようです。
ボーイズリーグの選抜チーム
奥村選手は中学3年生のときに下記のように様々な選抜チームに選ばれています。
中学時代の活躍がしのばれますね。
東洋大姫路の阪下漣投手とはLINE 友達
昨年秋の明治神宮大会準決勝で対戦した東洋大姫路の阪下漣投手とは中学時代にボーイズリーグの選抜チームで一緒にプレーし、今も連絡も取り合う仲だそうです。
阪下選手が西宮市の実家に帰省中だった年末年始には、2人でLINEをしながら当時の試合を振り返る流れになり奥村選手が “選抜ではバックスクリーンにホームラン放り込む” との宣言をしたとかしないとか。
高校時代 … 横浜高校での戦績は?
2年の春夏はともに東海大相模に苦杯
奥村選手は横浜高校に入学すると1年生の春にはベンチ入り。
1年の秋から「背番号1」を背負います。
2年生になりエースで活躍も、春夏ともにライバル・東海大相模に苦杯を喫することになりました。
春は終盤まで1点差の好試合を演じましたが、9回に藤田 琉生投手(3年)に三点本塁打を許して敗戦。夏の決勝戦でも8回に窮地を作ったところで降板し、後に逆転を許して惜しくも甲子園出場を逃すなど、苦しい結果が続きました。
2024年秋は明治神宮大会で優勝
新チームが結成され秋のシーズンを迎えましたが、横浜は奥村と1年生の織田投手をはじめとする強力な投手陣を擁して
公式戦15連勝で明治神宮大会の頂点に立ちました。
2024年秋 … 明治神宮大会優勝までの戦績
2024年 神奈川県大会 | 地区予選 | 〇 8-1 横須賀 | |
〃 | 地区予選 | 〇 16-0 柏陽 | |
〃 | 地区予選 | 〇 8-1 横浜瀬谷 | |
〃 | 2回戦 | 〇 13-0 金沢 | |
〃 | 3回戦 | 〇 7-0 柏木学園 | |
〃 | 4回選 | 〇 6-0 湘南工大付 | |
〃 | 準々決勝 | 〇 6-1 武相 | 織田→奥村のリレー |
〃 | 準決勝 | 〇 9-0 横浜隼人 | 7回コールド |
〃 | 決勝 | 〇 5-2 東海大相模 | 織田→奥村のリレー |
2024年 関東大会 | 準々決勝 | 〇 2-0 東農大二 | 織田、2安打完封!! |
〃 | 準決勝 | 〇 3-2 浦和実 | 奥村先発、織田が締める |
〃 | 決勝 | 〇 4-3 健大高崎 | 延長10回タイブレーク |
2024年 明治神宮大会 | 準々決勝 | 〇 2-0 明徳義塾 | 織田、2安打完封!! |
〃 | 準決勝 | 〇 3-1 東洋大姫路 | 延長11回タイブレーク |
〃 | 決勝 | 〇 4-3 広島商 | 織田→奥村のリレー |
横浜 奥村頼人 選手の球歴は? まとめ
今回は横浜高校のエース・奥村頼人 選手の球歴をまとめてみました。
3歳のときから野球を始めたという奥村選手。お父様が高校野球の監督という家庭環境で育ち、
小学校、中学校と非常にレベルの高い環境でプレーをしていよいよ甲子園で全国デビューといったところです。
今大会(第97回センバツ)の注目選手です。
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