大阪桐蔭の森陽樹投手。既に甲子園での登板実績をつくり全国注目の選手。
中学時代からその存在が注目された逸材は宮崎県の出身。
中学はあえて軟式野球部に入部し、高校から硬式に進んだ怪腕投手はどのような経歴をもった選手なのでしょうか? その出身地から現在までをまとめてみた。
U-18代表候補合宿に選出される!
代表候補合宿に

大阪桐蔭のWエース
大阪桐蔭のWエース 「中野 大虎」と「森 陽樹」が選出される。
ついに、日本を代表する才能が集まる「U-18代表候補合宿」に名を連ねた。
全国から選ばれし精鋭たちと共に、未来の侍ジャパンを担うステージへ。
森陽樹 プロフィール
森 陽樹 | もり・はるき |
生年月日 | 2007年8月1日 |
身長/体重 | 190㎝ 90㎏ |
投打 | 右投げ 左打ち |
出身地 | 宮崎県延岡市 |
小学校 | 川島小学校 (東海東少年野球クラブ) |
中学校 | 聖心ウルスラ聡明中学校(軟式野球部) |
高校 | 大阪桐蔭 |
出身地 … 宮崎県延岡市

南国・宮崎県延岡市出身。海と山に囲まれた自然豊かなこの街で、森陽樹はのびのびと育ち、抜群の身体能力を開花させた。地元では早くから「逸材」と噂され、野球に打ち込む姿は誰もが知る存在だった。
小学校時代 … 川島小学校 (東海東少年野球クラブ)

引用:川島小学校 HPより
幼稚園ではサッカー
幼稚園では太陽スポーツクラブでサッカーでポジションは主にゴールキーパーだった。
小学校で野球
小学校では野球をやろうと決めていた。野球をやっていた兄・亮太郎さんの影響で白球に触れた。川島小学校時代は、東海東少年野球クラブに所属。
体格に恵まれていただけでなく、センスと勝負強さも際立っていた。特にピッチングでは、すでに小学生離れした球威を見せ、チームの主軸として活躍。少年時代から「プロ行き間違いなし」と注目されていた。
中学校時代 … 聖心ウルスラ聡hi明中学校(軟式野球部)

引用:聖心ウルスラ聡明中学 HPより
高知中学・森木(現:阪神)に憧れ
小学時代に身長は既に170㎝近くに成長し、硬式野球チームからも勧誘を受けた森だったが、選んだのは中学軟式野球。高知中学で軟式野球で150キロを計測した森木大智(高知中→高知高→阪神)に憧れ、中学軟式野球部を選んだ。
進学先は、聖心ウルスラ学園聡明中学校。この中学は夏の甲子園2度の出場実績を持ち巨人の戸郷翔征を輩出した聖心ウルスラ学園高校の中高一貫の付属中学。
2020年に軟式野球部を立ち上げ森は軟式野球部の創設1期生という異例のスタートだった。
3年時に全国大会へ
ゼロからの挑戦。だが森のチームは、たちまち快進撃を見せる。
彼が3年生となった夏、チームは見事宮崎県の頂点に立ち、全国大会出場を果たす。
森は2年秋に139キロをマークすると、3年春には140キロの大台を超えた。
そして、3年夏には143キロを計測した。
その頃の森はすでに身長187cm、最速143キロ。
中学生とは思えぬスケールで、周囲の大人たちを唸らせていた。特に驚かされたのは、その柔らかくしなやかなフォームと、身体の“芯”の強さ。成長期でありながら軸がブレず、回転数の高いストレートを両サイドに投げ分けていた。
高校時代 … 大阪桐蔭
1年秋からベンチ入り
進学が決まった時、誰もが感じたのは“希望”と“懸念”だった。というのも、大阪桐蔭に入った1年生は全員が硬式野球経験者。唯一の軟式出身が森だった。
「対応できるのか」「球が通用するのか」——。
だが、その心配は完全なる杞憂だった。
森はすぐに順応。高校入学前、宮崎の硬式クラブで短期間ながら練習していたこともあり、対応力の高さを発揮した。
1年目の6月、ついに大舞台で実力を証明する時が訪れる。
バンテリンドームで行われた栄徳(愛知)との招待試合。この日、森は初めて**大阪桐蔭のAチーム(いわゆる一軍)**に帯同し、マウンドに上がったのだ。
2年春 … 第96回センバツ
第96回センバツ | 1回戦 | 〇 7-1 北海 | 登板なし |
〃 | 2回戦 | 〇 4-2 神村学園 | 森→中野の2年生リレー |
〃 | 準々決勝 | ● 1-4 報徳学園 | 登板なし |
2年夏 … 第106回選手権
夏の大阪大会では自己最速153キロを計測。
第106回選手権 | 1回戦 | 〇 5-0 興南 | 登板なし |
〃 | 2回戦 | ● 0-3 小松大谷 | 先発で7回を投げ2失点 |
夏の甲子園では2回戦の小松大谷戦で先発し、7回2失点で敗戦投手となった。
2年秋… 近畿大会
大阪大会準優勝で出場した近畿大会1回戦で滋賀学園に2-3で敗退。森は先発するも力及ばず。チームとしては3季連続、センバツは6大会連続出場を逃した。
大阪桐蔭 森 陽樹 まとめ
大阪桐蔭のWエース・森陽樹投手は宮崎県延岡市の出身。中学時代、聖心ウルスラ聡明中学の軟式野球部第1期生として全国大会へ進出。
大阪桐蔭では同学年唯一の軟式出身。その抜群の身体能力でこの夏の活躍が期待される。また、秋のドラフト会議での動向も注目される。
高校ラストイヤー、森が描くのは、甲子園優勝と日の丸のマウンド。今後の活躍から目が離せない!

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