青森の高校野球といえば昭和44年に三沢高校が決勝戦で松山商と繰り広げた延長18回引き分けの大熱戦が思い出されますね。その後、甲子園でなかなか勝てなかった低迷期もありましたが、光星学院が3季連続で決勝へ進出するなど甲子園制覇へあと一歩と迫っています。今年のセンバツでは青森山田が出場します。昨年の夏ベスト4の選手が残りこのセンバツでの活躍が注目されています。
甲子園優勝はなし 最高成績は準優勝
青森県勢、甲子園決勝戦での戦績
1969 第51回 選手権 | 三沢 | △ 0-0 松山商 | 延長18回互いに譲らず |
〃 | 三沢 | ● 2-4 松山商 | 史上初の決勝再試合 |
2011 第93回 選手権 | 光星学院 | ● 0-11 日大三 | 県勢42年ぶりの決勝 |
2012 第84回 センバツ | 光星学院 | ● 3-7 大阪桐蔭 | 夏春連続で決勝へ |
〃 第94回 選手権 | 光星学院 | ● 0-3 大阪桐蔭 | 決勝、春夏同カード |
三 沢
青森県内でも全くの無名だった三沢高校。太田幸司投手が2年生の夏の青森県大会で優勝し、第50回夏の甲子園大会に初出場をすると、翌年の春センバツ、夏選手権と3季連続で甲子園出場を果たします。そして、1969年の第51回夏には決勝戦に進出。松山商と延長18回引き分けの大熱戦を展開。翌日の再試合で2-4で敗れ甲子園優勝はなりませんでしたが、2日間にわたる白熱の決勝戦は日本中を沸かせました。
光 星 学 院 (現:八戸学院光星)
北條史也(阪神タイガース→三菱重工West)、田村龍弘(千葉ロッテマリーンズ)など好選手を擁した光星学院が2011年第93回選手権で青森県勢として三沢以来42年ぶりに決勝に進出。翌年も春夏と決勝へ勝ち進み藤浪投手の大阪桐蔭と対戦。惜しくも優勝はなりませんでしたが3季連続で甲子園決勝へ進出するというのは史上初の快挙でした。
青森 甲子園での戦績(通算成績)
春夏通算
158試合 71勝 86敗 1分 勝率 0.452
春センバツの成績
38試合 16勝 22敗 勝率 0.421
夏選手権の成績
120試合 55勝 64敗 1分 勝率 0.462
青森 甲子園出場回数
1:八戸学院光星 | 通算23回夏12春11 |
2:青森山田 | 通算16回 夏12春4 |
3:八戸 | 通算7回 夏6春1 |
4:八戸工大一 | 通算6回 夏5春1 |
5:弘前実 | 通算5回 夏5春0 |
6:東奥義塾 | 通算4回 夏4 春0 |
6:青森 | 通算4回 夏4 春0 |
青森 甲子園の最高成績 まとめ
かつては八戸高校や弘前実、東奥義塾といった公立校が甲子園へ出場。上位進出とはなりませんでしたが、昭和44年に三沢高校が東北勢として大会史上2度目の決勝へ進出し、甲子園に強烈な印象を残しました。
20年程前から八戸学院光星と青森山田の私学2強時代になった青森の高校野球。
昨年夏には青森山田がベスト4に進出するなど甲子園制覇まであと一歩という時代までやって来ました。
今回の第97回センバツにも出場する青森山田の甲子園での戦いぶりに注目してます。
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