いよいよ箱根駅伝ですね。優勝候補の一角・青山学院大のエース鶴川正也選手の進路と大学時代の成績を調べてみました。
高校時代の実績をひっさげ注目を浴びて入学した鶴川選手でしたが、3年間はまさに怪我との闘いでした。
ようやく体調がもどった今年、日本選手権5000mで学生歴代最高タイムを記録するなどその本領を発揮しています。
「最初で最後の箱根」になる鶴川選手。とても注目しています。
引用:鶴川正也選手のInstagram より
進路はまだ発表されていませんが、次の2つが有力か…。
鶴川選手の卒業後の進路は12月18日現在まだ発表がありませんが、大学の3年間を怪我で満足な競技が出来ず、ようやく4年になってその本領を発揮し始めた鶴川選手。
大学4年間でまだまだやり切った感はないでしょうから、おそらく今年の勢いのまま実業団でも更なる高みを目指すものと考えられます。
そして、実業団へ進むとして次の2つが候補に挙がっています。
九電工陸上競技部
鶴川選手の出身地熊本に近い九電工陸上競技部は、古くから有力選手が所属する実業団の強豪チームで、毎年元旦に行われるニューイヤー駅伝の常連でもあります。
2024年8月のパリオリンピックでは、九電工所属で熊本県出身の赤崎 暁 選手がマラソンで6位入賞をはたしました。
地元へ帰って実業団で競技を続けるといったときは有力な進路先となりそうです。
GMOアスリーツ
GMOインターネットグループが2016年に創部した陸上部です。
世界に通用するNo.1を目指すスポーツ選手の育成を目的としており、青山学院陸上競技部の原晋監督が設立当初から関わっていたこともあり、青山学院大出身選手の受け皿となっています。
先日(2024年11月18日)も青山学院大OBで2019年の第95回箱根駅伝9区で区間賞を獲得した吉田圭太選手(26歳)の加入が発表されました。吉田圭太選手は住友電工陸上部を退部しての移籍でした。
卒業後も引き続き青山学院との関係を保ちながら競技を続けるといったときは最適な進路先となります。
箱根駅伝終了後に発表か?
大学長距離界のトップランナーですから、その進路先はとても気になるところですね。
既に、國學院大・平林清澄選手は「ロジスティード」、駒澤大・篠原 倖太朗選手は「富士通」とその進路先が発表されています。
鶴川選手の進路先は箱根駅伝終了後となりそうです。駅伝終了後の発表も注目していきたいと思います。
箱根駅伝での戦績は?
箱根駅伝の成績
ここ3年間で2度の総合優勝を果たした青山学院でしたが、鶴川選手は怪我に悩まされ、1年~3年と出走することが出来ませんでした。
1年
入学後、疲労骨折してしまい練習が再開できたのが11月末。
箱根駅伝には出走できず。チームは2年ぶり6回目の総合優勝をはたしましたが、鶴川選手はその光景を寮のテレビで見るしかできませんでした。
2年
2年目も怪我の影響で三大駅伝への出走はかないませんでした。
3年
■第35回出雲駅伝
大学三大駅伝に初出走しました。最終区6区を担当し、区間7位の成績に終わり、チームも4位にとどまりました。
鶴川選手は満足のいかない悔しさから練習に励みますがキャパシティーを超えたトレーニングを積んでしまい、また故障してしまいました。大腿骨の疲労骨折。この年の残る2つの駅伝には出走できませんでした。
4年
最終学年になりようやく体調の戻った鶴川選手は、春先から好調でした。
2024年5月の関東インカレ5000mでは留学生たちを振り切り優勝。
6月の日本選手権5000mでは実業団選手に交って4位に食い込み従来の学生記録を17年ぶりに更新しました。
■第36回出雲駅伝
1区で区間賞を獲得!! チームは3位 (優勝:国学院 2位:駒澤)
■第56回全日本大学駅伝
2区で区間賞を獲得!! チームは3位(優勝:国学院 2位:駒澤)
■第101回箱根駅伝
まとめ
4年生になり、とうとうその本領を発揮している鶴川選手。
走ることが出来なかった3年間の悔しさを胸に、いよいよ箱根を走ることになります。
「最初で最後の箱根」でどのような走りを見せるか、またどの区間を走るのか、注目しています。
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