【筋肉ムキムキ右腕】阪神 工藤泰成の経歴は? 出身中学・高校は?

阪神工藤

阪神・工藤泰成は2024年育成ドラフト1位で入団し、早くもこの3月に支配下登録を勝ち取りました。
背番号は育成時の「127」から「24」に。2023年に逝去した横田慎太郎さんの背番号を引継ぎます。

セールスポイントは何といってもボディービルダー並みの強靭な肉体から繰り出される剛速球。見事にビルドアップされた剛腕は150キロのストレートを連発、最速159キロを誇ります。

開幕早々に中継ぎとして起用され大器の片りんを見せ始めた工藤泰成 投手。
強力なストレートでファンをうならせる右腕の出身高校などその球歴はどのようなものなのでしょうか?

https://twitter.com/torakichiclub/status/1912690007648923890
工藤 泰成くどう・たいせい
生年月日2001年 11月19日 23歳
身長/体重177㎝ 82㎏
投打右投げ 左打ち
出身地秋田県 秋田市
小学校秋田市立秋田東小学校 → 能代市立渟城西小学校
中学校能代市立第一中学校 → ※野球は中学まで
高校明桜高等学校 →※ 甲子園出場無し
大学東京国際大学 → ※ドラフト指名漏れ
2023年ドラフトプロ志望届を提出するも指名漏れ
独立リーグ徳島インディゴソックス → 最速159㌔!!
2024年ドラフト阪神タイガース 育成ドラフト1位!!
支配下登録3月6日に支配下発表 背番号は24
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目次

出身地 … 秋田県 秋田市

秋田市立秋田東小学校3年から野球を始め、5年生のときに能代市立渟城西小学校へ転校。
能代市立能代第一中学校では投手と遊撃手でプレー。

出身中学校 … 能代第一中学校

引用:能代第一中学 HP より

能代第一中学では軟式野球部に所属。
3年時は春夏とも1回戦で敗退し、野球への意欲が減退してしまいました。

高校 … 明桜高等学校

明桜 (旧:秋田経法大付属)… 甲子園出場16回の名門

明桜高校は旧校名の秋田経法大付時代から甲子園の常連校。夏11回春5回の甲子園出場を誇る秋田の名門校です。
最高成績は1989年第71回夏の甲子園でのベスト4。 1年生の中川投手を擁しての快進撃でした。

明桜に入ったのだから野球を続けて欲しい … 父の勧めで野球部へ

野球は中学までで終わり。明桜高校へは一般入試で入学し、高校はバトミントン部に入ろうと思っていたそうです。

しかし、野球部OBではないものの明桜の卒業生である父の勧めに応えて野球を継続することを決意しました。

野球は中学で辞めるつもりだった。秋田・能代一中3年時は春夏ともに1回戦敗退。野球への意欲が薄れ、高校では遊びではまったバドミントン部に入ろうと思った。野球推薦の話もなく、一般入試で明桜を受験した。

父一範さん(47)は秋田経法大付出身。野球部ではなかったが同校の全盛期を知る大の野球好きだった。「明桜に入るなら野球を続けてほしい」の願いに応えて野球継続も、そこは全国から有望選手が集まる名門。「先輩だけではなく同学年もすごい選手ばかりで、正直やっていけるのかなと思った」とくじけそうになった。

それでも「監督がずっと見てくれた。父もいろいろアドバイスしてくれる」と周囲の支えのおかげで、最速142キロを記録するまでになった。

引用:日刊スポーツ 2019年6月9日 より

『 すごい選手ばかり… 』明桜高校OBのプロ野球選手

2学年上… 甲子園出場
1学年上 山口 航輝
(千葉ロッテ・ドラフト4位)
曽谷 龍平
(オリックス・ドラフト1位)
同学年工藤 康成(阪神育成1位)
1学年下
2学年下…甲子園出場風間 球打
(ソフトバンク・ドラフト1位)

2年の夏はスタンドから応援

3年夏 秋田大会決勝で惜敗、甲子園には届かず

「 すごい選手ばかりで、正直やっていけるのか?」と思っていた工藤選手でしたが、
それでも「監督がずっと見てくれた。父もいろいろアドバイスしてくれる」と周囲の支えのおかげで、最速142キロを記録するまでになった。

3年夏はエースとして秋田大会を勝ち進み決勝へ進出。甲子園まであと一歩と迫ります。

決勝の秋田中央戦で0-4とリードされた明桜は8回に一挙4点をあげ同点に。押せ押せで迎えた9回2死満塁のチャンスで打席に立ったのが工藤。その一打で試合を決めるチャンスでしたが惜しくも空振り三振に倒れ試合は4-4のまま延長へ突入。

10回裏に工藤投手が秋田中央の斎藤選手に中越えに決勝打を打たれサヨナラ負けを喫して甲子園出場はなりませんでした。

甲子園出場を目の前にして、工藤投手としてはとても悔しい決勝戦となってしまいました。

大学 … 東京国際大学

引用:東京国際大学 HP より

東京国際大学野球部とは

大学は東京国際大学へ進学。東京国際大学野球部は「東京新大学野球連盟」に所属しています。
1部6校、2部6校で構成されており東京国際大学は1部に所属。2024年秋のリーグ戦では1部で4勝6敗で5位の成績。

大学3年…注目の存在に

明桜時代に140キロ台の直球を誇り、東京国際大学に進学した工藤投手が注目を浴びたのは、大学3年のときでした。

リーグ戦の中継ぎでブレイクを果たすと、秋季は先発として4勝を挙げて注目の存在に浮上しました。

大学4年…成績を落としドラフト指名漏れ

 しかし、迎えた最終学年では思うような結果を示すことができず、ドラフト上位指名も予想されていたが指名漏れとなってしまった。

やはり4年時に成績を落としたのが一番大きく影響しました。
最速153キロを出していましたが制球力も悪くこれといって特徴のない投手でした。そういうピッチャーはゴロゴロいました。

 

独立リーグ … 徳島インディゴソックス

独立リーグ・徳島に入団 この1年で勝負する

ドラフト指名漏れを経験し、進路としては社会人も選択肢にありましたが、工藤投手は徳島入団を選びました。

独立リーグの中でも施設は整っていると感じました。ドラフトでも毎年指名されていましたし、2023年は6人も同時に指名されていたので、行こうと決めました

前期リーグでは苦戦

絶対にこの1年でプロに進むという強い気持ちを持って四国アイランドリーグに臨みますが前期リーグ戦では苦しい現実が続きました。
満を持して4月にデビューを果たし3試合で2勝を挙げましたが、
5月10日の愛媛マンダリンパイレーツ戦では4回と2/3を投げて5失点、5月20日のソフトバンク3軍戦では、6失点と苦しい内容が続きました。

 6月には阪神2軍との試合で先発登板。3回無失点に抑えたが、同学年の井上 広大内野手(履正社)に中安打を許したました。ドラフト指名を目指す工藤にとって、NPBとの対戦は大きな刺激となったといいます。

急成長! 最速159キロを計測で注目浴びる

 NPBとの対戦でさらにプロへの思いを強くします。
すると後期は安定した投球で勝ち星を重ねました。自慢の球速も次第に上がり、直球は常時150キロを連発するまでに成長し評価を上げていくと、8月18日の愛媛マンダリンパイレーツ戦では自己最速を更新する159キロを記録しました。

様々な課題解決に取り組みながら、最終的にシーズン8勝で最多勝に輝きドラフト候補として工藤の名前はメディアで大きく取り上げられるようになりました。

「でも、油断はできないなと思っていました。不安はありました。大学の時のこと(指名漏れ)もあったので、でも1年間プロに行くために必死にやってきたんで、行けなかったら来年また頑張ろうと思って割り切っていました」

育成指名に悔しさにじむ

複数球団から調査書が届く中迎えたドラフト会議。
チームメイトの加藤響がDeNA3位、中込陽翔も楽天3位で指名を受けたが、そのまま全球団の支配下指名が終了。

工藤が名前を呼ばれたのは育成ドラフト1位でした。
念願だったドラフト指名でしたが工藤は複雑な心境だった。

「指名された瞬間は悔しかったですね。支配下で行こうと1年間やっていたので、指名があってからは本当に悔しかったです」

なぜ育成指名だったのか。自分自身を冷静に分析した。

2024年 阪神タイガーズ ドラフト指名選手

1位伊原 陵人背番号 18投手NTT西日本
2位今朝丸 祐喜背番号 28投手報徳学園
3位木下 里都背番号 54投手KMGホールディングス
4位町田 隼乙背番号 43捕手埼玉武蔵ヒートベアーズ
5位佐野 大陽背番号 45内野手富山GRNサンダーバーズ
育成1位工藤 泰成背番号 127投手徳島インデコソックス
育成2位嶋村 麟士朗背番号 128捕手高知フインチングドックス
育成3位早川 太貴背番号 129投手くふうハヤテ
育成4位川崎 俊哲背番号 130内野手石川ミリオンスターズ

キャンプ終了後に支配下を勝ち取る 背番号は「24」

念願のNPB入りも「正直悔しかった」

工藤投手のNPBを目指す戦いは終わりました。そして、春季キャンプ二軍スタートとなった工藤投手には次の戦いが待っていました。今度は支配下獲得を目指す戦いです。

入団当初からそのムキムキの身体で注目を浴びた工藤投手は、1軍初実戦となった2月の練習試合でいきなり158キロを計測し周囲の度肝を抜くと、3月5日の甲子園でのオープン戦に登板(対中日戦)

自身初甲子園となった9回のマウンドで、いきなり初球に155キロの快速球で辻本選手のバットを真っ二つにへし折ると
次の鵜飼選手には157キロで甲子園の観衆を沸かせました。甲子園初登板は1回1安打無失点の好投。

3月6日、藤川監督から支配下登録の発表

甲子園初登板の翌日3月6日に大阪市内のホテルで行われた「阪神タイガース激励会」で工藤投手の支配下登録が藤川監督の口から発表されました。

背番号は「24」
2023年に28歳の若さで逝去した横田慎太郎さんが背負っていた「24」が工藤投手に託されました。

工藤泰成 出身高校など経歴  まとめ

https://twitter.com/cap0927baboy/status/1915140736632402149

支配下登録を勝ち取った工藤投手は背番号24のユニホームでメジャーリーガーと対戦しました。

支配下登録発表の数日後の3月15日に東京ドームで行われた「 MLBプレシーズンゲーム 阪神タイガース対シカゴ・カブス」戦に登板し、梅野捕手のミットを弾き飛ばさんかの剛速球で1回を3奪三振。

今回は、今まさに売り出し中の剛腕・工藤泰成投手の出身高校を中心にその球歴に迫りました。
今シーズン、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのかとても楽しみです。

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