智弁和歌山の「Wエース」の一角、渡邉颯人 。センバツ甲子園の準優勝投手は小学校時代から大舞台で活躍してきた逸材だ。
出身は神奈川県横浜市。小学校6年時には「横浜DaNAベイスターズジュニア」、そして中学3年時は「U-15日本代表」として世界遠征も経験した。
5人兄弟の長男として養った責任感と精神力は、まさに「チームの柱」と呼ぶにふさわしい。
智辯和歌山のWエースの華麗な球歴をまとめてみた。
渡邉 颯人 | わたなべ・はやと |
生年月日 | 2007年 6月23日 |
身長/体重 | 180㎝ 87㎏ |
投打 | 右投げ 右打ち |
故郷 | 神奈川県横浜市 |
小学校 | 横浜市立六ツ川小学校 |
→ 軟式・永田台少年野球部 | |
中学校 | 横浜市立南中学 |
→ 世田谷西シニア | |
高校 | 智辯和歌山高校 |
兄弟 | 5人兄弟の長男 |
故郷 … 神奈川県横浜市

横浜市の出身
渡辺選手は横浜市出身。小学校、中学校と地元横浜市の中学に進学した。
5人兄弟の長男
渡辺の兄弟は3人の妹と弟。5人兄弟の長男だ。3月27日、準々決勝の広島商戦のアルプス席に4人の兄弟の姿があった。1学年下の長女・優愛(ゆい)さんは「優しいお兄ちゃんです」と証言する。
妹は練習熱心な兄の一面も知っている。公園で打撃練習を手伝った時は、気が済むまでバットを振り続けていた。優しい兄は、お返しも忘れない。長女が中学でソフトボール部に入部すると、一緒にキャッチボールをしてくれた。昨年末の帰省の際には、野球を始めた小5の翔太くんと一緒に練習。優しくてカッコいいお兄ちゃんは、家族でもチームでも頼れる存在だ。
引用:スポーツニッポン 2025年3月27日 より
小学生時代 … 横浜DaNAベイスターズジュニアに選出される
横浜市立六ツ川小学校
六ツ川小学校に入学し、小学校1年生時に永田台少年野球部で野球を始めた。
当初は投手、捕手、内野手など多くのポジションを経験。
小学6年時にベイスターズジュニアに選出される

引用:2019年 横浜DeNA ベイスターズジュニア より
中学生時代 … U-15日本代表に

世田谷西シニア … ジャイアンツ・カップで完全試合達成!
横浜南中学に進学するとシニア界の名門・世田谷西シニアに所属。
中学3年時にはジャイアンツ・カップに出場。佐藤龍月投手(昨年春のセンバツ優勝校・健大高崎のエース)を擁した東京城南ボーイズとも対戦し1-0で投げ勝つ。この試合で渡邊投手は史上初の完全試合を達成。一躍注目を浴びることに。
U-15日本代表
智弁和歌山への進学を決意
U-15日本代表では世界大会に出場し宿泊先で同部屋だったのが伊丹ボーイズの宮口龍斗 選手。
お互いに智辯和歌山へ行こうと盛り上がったとのこと。
現在、宮口龍斗 投手とWエースで切磋琢磨する関係に。

智弁和歌山での戦績は?
2年夏に甲子園のマウンドへ
渡辺投手は入学当初は内野手としてプレーしたが、1年秋から本格的に投手に転向した。
2年生の夏に和歌山大会で優勝し、2年ぶり27回目の甲子園出場を果たす。
渡辺投手は初戦の霞ヶ浦戦で2番手としてマウンドに上がり、失点はされるも自責点はゼロの好投を見せた。
しかし、試合は延長タイブレークのすえ4-5で敗退。渡辺としては悔しい夏となった。
近畿大会準優勝へ再び甲子園をつかむ
2024年秋の公式戦戦績
和歌山大会 | 準々決勝(2次予選) | 〇 9-0 近大新宮 | 渡辺→田中→宮口 |
〃 | 準決勝 | 〇 6-0 日高 | 渡辺→宮口の完封リレー |
〃 | 決勝 | 〇 1-0 和歌山東 | 渡辺→宮口の完封リレー |
近畿大会 | 1回戦 | 〇 5-0 神戸学院大付 | 渡辺→宮口の完封リレー |
〃 | 準々決勝 | 〇 7-2 滋賀学園 | 渡辺 2失点で完投 |
〃 | 準決勝 | 〇 6-1 市立和歌山 | 渡辺→宮口のリレー |
〃 | 決勝 | ● 1-5 東洋大姫路 | 渡辺→田中→宮口 |
和歌山大会
和歌山大会の全3試合に先発登板し、無失点の快投。
近畿大会
近畿大会4試合のすべてに先発登板。
1回戦の神戸学院大付戦は「渡辺→宮口」のリレーで完封すると、センバツ出場への重要な試合となる準々決勝の滋賀学園戦を無四球で完投した。
智弁和歌山 渡邉颯人 投手の球歴は?故郷はどこ? まとめ
智弁和歌山の渡邉颯人 投手は神奈川県横浜市の出身。
小学校ではベイスターズジュニア、そして中学ではU-15日本代表として世界遠征も経験するなど華麗な球歴の持ち主。
今日(3月21日)の第3試合で千葉黎明と対戦をします。
おそらく「Wエース」の「渡辺→宮口」のリレーとなるでしょう。どのようなピッチングを展開するかとても楽しみです。
本領発揮、「マダックス」の好投! 投球数90で完封
千葉黎明を完封 「マダックス」の快投
智弁和歌山は初回に、荒井と山田凛のタイムリーで3点を先行。6回には黒川、7回は福元のタイムリーで加点し6-0 で完勝。
投げては先発・渡邊が9回を4安打で完封した。この試合で渡邊投手は自己最速の145キロをマーク。
智弁和歌山は2021年夏の甲子園優勝以降、甲子園では3連敗中だったが、甲子園での久しぶりの校歌となった。
横浜との対戦を望む
横浜市出身の渡邊投手。優勝候補の横浜には中学時代の友人もおり、「決勝で会おう」と話しているとのこと。
センバツで決勝へ 横浜に敗れる!
第97回センバツ | 1回戦 | 〇 6-0 千葉黎明 | 4安打完封 |
〃 | 2回戦 | 〇 9-4 エナジックスポーツ | 渡辺→田中→宮口のリレー |
〃 | 準々決勝 | 〇 7-0 広島商 | 渡辺→宮口のリレー |
〃 | 準決勝 | 〇 5-0 浦和実 | 渡辺→宮口のリレー |
〃 | 決勝 | ● 4-11 横浜 | 先発で5回2/3を9失点 |
渡辺は甲子園の5試合全てに先発登板。
初戦の千葉黎明戦では4安打完封し、その後は宮口、田中へのリレーで戦った。
決勝の横浜戦でも先発をしたが、5回2/3回、被安打11、失点9、自責点3。投球数96球での悔しい降板となった。
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